2017年09月27日
内子で出会った、なまこちゃんたち
こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
昨日は、新たに出会った江戸時代の蟇股たちをご紹介しました⭐️
今日は、内子探訪で出会った表情の違う「なまこ壁」をご紹介します(^^)
なまこ壁については、これまで役割と四半張りという目地についてと、なまこ壁の位置による面白い呼び方をご紹介しました。
これまでの記事を踏まえてのご紹介になるので、なんのこっちゃ?となったらリンクからご覧くださいm(_ _)m
まずは、香川でもよく見掛ける「四半張り」
内子でも、四半張りのなまこ壁を沢山見かけました。
こちらは、ぱっと見は四半張りに見えますが、ちょと違う。
拡大して見ます⭐️
ぷっくり盛り上がった、なまこ目地の四角の真ん中に、ポチッと点が有ります。
これは、「四半張り1本釘打ち」です。
通常の1本釘打ちは、丸の点がポチッと有るだけなのですが、この建物は点の部分が星型になってました(^^)
ちょっとした遊び心が感じられてほっこりしました(o^^o)
こちらは、横一列に四角が並んでいます。
上下の列は半分ズレています。
馬乗目地です。
そして、「亀甲目地」にも出会いました\(^o^)/
この亀甲目地、以前長野県で見かけたのですが、移動中の車中で写真を撮ることが出来なくて、いつまた出会えるかと思っていた貴重な,なまこちゃんの一つ。
というもの、凝ったデザインは財力の証でもあったんです。
おいそれと見かけることの出来ない貴重ななまこちゃん。
嬉しくて、沢山何枚か撮りましたが、この亀甲なまこ壁の写真は、全部同じ建物です。
写す角度や部分を変えて撮っています。
それにしても、この亀甲なまこちゃん、遠くからでもくっきり分かるくらい、なまこ増し増しの注文です。
漆喰を何度も重ね塗りする、ただでさえ手の込んだなまこちゃんを、こんなに増し盛りしてるなんて(゜o゜)
前回の鏝絵の記事でも触れた、亀と瑞雲の漆喰彫刻があったのもこの建物。
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
昨日は、新たに出会った江戸時代の蟇股たちをご紹介しました⭐️
今日は、内子探訪で出会った表情の違う「なまこ壁」をご紹介します(^^)
なまこ壁については、これまで役割と四半張りという目地についてと、なまこ壁の位置による面白い呼び方をご紹介しました。
これまでの記事を踏まえてのご紹介になるので、なんのこっちゃ?となったらリンクからご覧くださいm(_ _)m
2016/06/13
2017/01/06
まずは、香川でもよく見掛ける「四半張り」
内子でも、四半張りのなまこ壁を沢山見かけました。
こちらは、ぱっと見は四半張りに見えますが、ちょと違う。
拡大して見ます⭐️
ぷっくり盛り上がった、なまこ目地の四角の真ん中に、ポチッと点が有ります。
これは、「四半張り1本釘打ち」です。
通常の1本釘打ちは、丸の点がポチッと有るだけなのですが、この建物は点の部分が星型になってました(^^)
ちょっとした遊び心が感じられてほっこりしました(o^^o)
こちらは、横一列に四角が並んでいます。
上下の列は半分ズレています。
馬乗目地です。
そして、「亀甲目地」にも出会いました\(^o^)/
この亀甲目地、以前長野県で見かけたのですが、移動中の車中で写真を撮ることが出来なくて、いつまた出会えるかと思っていた貴重な,なまこちゃんの一つ。
というもの、凝ったデザインは財力の証でもあったんです。
おいそれと見かけることの出来ない貴重ななまこちゃん。
嬉しくて、沢山何枚か撮りましたが、この亀甲なまこ壁の写真は、全部同じ建物です。
写す角度や部分を変えて撮っています。
それにしても、この亀甲なまこちゃん、遠くからでもくっきり分かるくらい、なまこ増し増しの注文です。
漆喰を何度も重ね塗りする、ただでさえ手の込んだなまこちゃんを、こんなに増し盛りしてるなんて(゜o゜)
前回の鏝絵の記事でも触れた、亀と瑞雲の漆喰彫刻があったのもこの建物。
この隣にある建物が、↓
一際目立つ蔵。
この蔵の妻飾りに「旭日と鶴」の彫刻がありました。
蔵のなまこ壁は、四半張りですが、驚いたのが、鉢巻と腹巻部分。
巻いてない!!
ぐるっと体に巻いてないんです。
庇部分の雨はね除けの為にしてると思うのですが、それ以上にデザインとしてわざと巻いてない感じがします。
・・・この建物たち、ただ者じゃないな('Д')
この建物たちの客用出入り口である門に引き返してみて、納得!
内子町が木蝋(もくろう)の生産で栄えたのは有名ですが、その製蝋業で財を成した芳我家の本家とのこと。
蔵に有った「旭日と鶴」は、本芳我家の商標だそうです。
亀甲目地に出会えたことで思わず駆け寄ってしまったために、色々気づくのが遅れてしまった(*ノωノ)
ところで、香川では、なまこ壁が住居用の建物に見られることは珍しく、土蔵などの建物に限られています。
内子町では、蔵に限らず住居用の建物にも用いられていています。
特に、なまこ壁が一般的に使用されていたのが分かりやすく表れている部分が、ここ⭐️
袖壁部分です。
建物と建物の間に防火の目的で設けられている袖壁。
うだつと役割は同じですね。
内子の町並みに統一感を出しながら、緩やかな景観の変化を楽しめる袖壁のなまこちゃんは、町歩きの楽しみを増やしてくれます(*´▽`*)
************************
古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp
一際目立つ蔵。
この蔵の妻飾りに「旭日と鶴」の彫刻がありました。
蔵のなまこ壁は、四半張りですが、驚いたのが、鉢巻と腹巻部分。
巻いてない!!
ぐるっと体に巻いてないんです。
庇部分の雨はね除けの為にしてると思うのですが、それ以上にデザインとしてわざと巻いてない感じがします。
・・・この建物たち、ただ者じゃないな('Д')
この建物たちの客用出入り口である門に引き返してみて、納得!
内子町が木蝋(もくろう)の生産で栄えたのは有名ですが、その製蝋業で財を成した芳我家の本家とのこと。
蔵に有った「旭日と鶴」は、本芳我家の商標だそうです。
亀甲目地に出会えたことで思わず駆け寄ってしまったために、色々気づくのが遅れてしまった(*ノωノ)
ところで、香川では、なまこ壁が住居用の建物に見られることは珍しく、土蔵などの建物に限られています。
内子町では、蔵に限らず住居用の建物にも用いられていています。
特に、なまこ壁が一般的に使用されていたのが分かりやすく表れている部分が、ここ⭐️
袖壁部分です。
建物と建物の間に防火の目的で設けられている袖壁。
うだつと役割は同じですね。
内子の町並みに統一感を出しながら、緩やかな景観の変化を楽しめる袖壁のなまこちゃんは、町歩きの楽しみを増やしてくれます(*´▽`*)
************************
古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp
釘隠し&引手コレクションの新入りちゃん☆
ご当地のレア物釘隠しがコレクションに仲間入り(´▽`*)
古民家博物館にご寄贈いただいた瓢箪ケース☆中身の正体なんやろな?(*´ω`*)
町屋の格子~高取土佐町の台格子・出格子特集
デザイン色々(*´ω`*)♪高取土佐町のむしこ窓
家紋図鑑ー高取城城下町「土佐町」編
ご当地のレア物釘隠しがコレクションに仲間入り(´▽`*)
古民家博物館にご寄贈いただいた瓢箪ケース☆中身の正体なんやろな?(*´ω`*)
町屋の格子~高取土佐町の台格子・出格子特集
デザイン色々(*´ω`*)♪高取土佐町のむしこ窓
家紋図鑑ー高取城城下町「土佐町」編
Posted by 谷野設計 at 18:19│Comments(0)
│古民家探訪