2016年02月24日
ほぞ加工の跡-ほぞの歴史は縄文時代から
こんにちは☆
さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の
工事も頼める設計屋さん
谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
寒川のお寺庫裡の改修が進んでいます。
部屋のごとの段差を解消するために、もとの床板を剥いだ際に、柱に開いた「ほぞ穴」が浮き彫りになりました。
木材同士を接合するときに、互いの木材が拘束し合うようにするために、木材に施す凸部を「ほぞ」、受ける凹部を「ほぞ穴」と言います。

床のレベルを低くした場所では柱に開いたほぞ穴が露出してしまうため、大工さんがほぞ穴を木材で補う作業をしている最中です。
ところで、この木材加工の技術の歴史に驚かされます。
昨年の初めに石川県能登町にある縄文時代の遺跡「真脇(まわき)遺跡」から先端が突起状の「ほぞ」に加工された日本最古の角材が見つかりました。
出土した角材は、全長1メートル、最大幅16センチ、厚さ7センチのもので、長さ10センチ、太さ6センチの突起が残っていました。
接合部には垂直に部材が組み合わさるように「ほぞ」や接合部が精巧に削られていて現代の「ほぞ」加工に近い状態だったそうです。
この角材は住居でなく特別な祭事用の施設の柱だった可能性が高いとの研究者の見解ですが、角材の「ほぞ」加工が縄文時代から存在していたことには驚きます。
************************
古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp 続きを読む
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寒川のお寺庫裡の改修が進んでいます。
部屋のごとの段差を解消するために、もとの床板を剥いだ際に、柱に開いた「ほぞ穴」が浮き彫りになりました。
木材同士を接合するときに、互いの木材が拘束し合うようにするために、木材に施す凸部を「ほぞ」、受ける凹部を「ほぞ穴」と言います。

床のレベルを低くした場所では柱に開いたほぞ穴が露出してしまうため、大工さんがほぞ穴を木材で補う作業をしている最中です。
ところで、この木材加工の技術の歴史に驚かされます。
昨年の初めに石川県能登町にある縄文時代の遺跡「真脇(まわき)遺跡」から先端が突起状の「ほぞ」に加工された日本最古の角材が見つかりました。
出土した角材は、全長1メートル、最大幅16センチ、厚さ7センチのもので、長さ10センチ、太さ6センチの突起が残っていました。
接合部には垂直に部材が組み合わさるように「ほぞ」や接合部が精巧に削られていて現代の「ほぞ」加工に近い状態だったそうです。
この角材は住居でなく特別な祭事用の施設の柱だった可能性が高いとの研究者の見解ですが、角材の「ほぞ」加工が縄文時代から存在していたことには驚きます。
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