2016年04月12日
桜門・巴瓦の輪違い文様-淡路島護国寺
こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です。
お読みいただき、有難うございます(*^-^*)
桜が咲き始めたころに、母と二人で淡路島の七福神めぐりに行ってきました☆
そのうちの一つが、布袋尊の祀ってある「護国寺(ごこくじ)」
門は鮮やかな朱の桜門です。
桜門は、2階建てで1階部分に屋根の無い門で、2階部分に高欄付きの回縁があるものを言います。
こちらは、3間一戸の形式で、2階部分には火灯窓が見えます。
鐘つき堂と桜。
布袋さんの像☆
こちらは、本堂です。
丸瓦と平瓦で葺かれた本瓦葺きの屋根です。
向拝部分は、寺社建築に良く見られる「縋る破風(すがるはふ)」という、本屋根の軒先が突出した片流れの破風になっています。
巴瓦という、丸瓦の先端を止める瓦の瓦当は、輪違いの文様でした。
輪違いの文様は、平安時代の絵巻物にも多く登場する2つもしくは2つ以上の輪が交錯する紋様です。
2つの輪は、金剛界と胎蔵界を表すとされ、金剛界は智の世界で、胎蔵界は理の世界で、二つの世界の調和を意味するそうです。
輪違い紋は、大和の長谷寺の寺紋として有名です。
輪違い紋を使用した武家としては、室町幕府を開いた足利尊氏の右腕として活躍した高師直など高一族や、
淡路洲本藩主で豊臣秀吉の家臣として活躍した脇坂氏などがあります。
でも、高野山真言宗の桐・巴紋でなく、庇護を受けていた武家の家紋でもなく輪違い紋を護国寺が寺紋としているのか興味深いです☆
次回行った際には住職に伺えたらいいなあ~(*'ω'*)
巴瓦には家紋や商号、寺院名などが入っているものが多いのですが、文様が型押しされた瓦当(がとう)は昔、書の手本とされるなど重宝されました。
巴瓦に注目することで、寺院や家のルーツ、その地方の歴史が分かることもあるので面白いです☆
ちなみに、朝早く出発したおかげで、参拝一番乗りでした☆
************************
古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp
さぬき市谷野設計の谷野です。
お読みいただき、有難うございます(*^-^*)
桜が咲き始めたころに、母と二人で淡路島の七福神めぐりに行ってきました☆
そのうちの一つが、布袋尊の祀ってある「護国寺(ごこくじ)」
門は鮮やかな朱の桜門です。
桜門は、2階建てで1階部分に屋根の無い門で、2階部分に高欄付きの回縁があるものを言います。
こちらは、3間一戸の形式で、2階部分には火灯窓が見えます。
鐘つき堂と桜。
布袋さんの像☆
こちらは、本堂です。
丸瓦と平瓦で葺かれた本瓦葺きの屋根です。
向拝部分は、寺社建築に良く見られる「縋る破風(すがるはふ)」という、本屋根の軒先が突出した片流れの破風になっています。
巴瓦という、丸瓦の先端を止める瓦の瓦当は、輪違いの文様でした。
輪違いの文様は、平安時代の絵巻物にも多く登場する2つもしくは2つ以上の輪が交錯する紋様です。
2つの輪は、金剛界と胎蔵界を表すとされ、金剛界は智の世界で、胎蔵界は理の世界で、二つの世界の調和を意味するそうです。
輪違い紋は、大和の長谷寺の寺紋として有名です。
輪違い紋を使用した武家としては、室町幕府を開いた足利尊氏の右腕として活躍した高師直など高一族や、
淡路洲本藩主で豊臣秀吉の家臣として活躍した脇坂氏などがあります。
でも、高野山真言宗の桐・巴紋でなく、庇護を受けていた武家の家紋でもなく輪違い紋を護国寺が寺紋としているのか興味深いです☆
次回行った際には住職に伺えたらいいなあ~(*'ω'*)
巴瓦には家紋や商号、寺院名などが入っているものが多いのですが、文様が型押しされた瓦当(がとう)は昔、書の手本とされるなど重宝されました。
巴瓦に注目することで、寺院や家のルーツ、その地方の歴史が分かることもあるので面白いです☆
ちなみに、朝早く出発したおかげで、参拝一番乗りでした☆
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古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
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