2016年10月12日

奥に深い家屋に有効な格子の力(高山の古民家)

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


江戸時代から町屋に頻繁に使われるようになったものといえば「格子」です。
外部からの視界を遮り、防犯の役割も持つ格子戸。

京都では、商いによって異なる様々な格子のデザインが使われました。

小京都と呼ばれる高山の町並みにも、格子戸が使用されています。
奥に深い家屋に有効な格子の力(高山の古民家)

高山の古い街並みを日が暮れた後に歩くと、家の明かりが外からは見えません。
奥に深い家屋に有効な格子の力(高山の古民家)

外部に漏れる光が無いので、一瞬空き家ばかりかと勘違いするくらいです。

でも、その理由は、家が奥に深く作られているため。
冬寒く家の中で過ごす時間の多い土地柄、建物の外部と居住空間を離しているからです。

その造りで問題になるのが、風の通り道。
風を効率的に奥まで通すために、重要な役割を担っているのが、「格子」です。

格子の隙間から、風が吹き込むことで、勢いよく奥まで風が通るようにしています。
奥に深い家屋に有効な格子の力(高山の古民家)
奥に深い家屋に有効な格子の力(高山の古民家)
家の前にあるある水路にも、高山の土地が表れています。

その土地ごとの生活と家が密接に関係している古民家ならではですね☆

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古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
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この記事へのコメント
こんにちは~♪

へぇ~

商売によって格子のデザインが違うのですか

僕は個人の趣味や棟梁の意思で決められているもの想っておりました。

勉強に為ります。
Posted by 沼津の源さん沼津の源さん at 2016年10月12日 15:59
沼津の源さん、こんにちは☆

いつも読んでいただき、有難うございます(^^)

京都の街並みは、格子のデザインが形作ったといっても過言ではない位、
表通りに面した格子は、店の顔になったんですよ。

まだ、あきない格子はほんの一部しかご紹介できていないので、京町屋の探訪もまた行きたいです。
Posted by 谷野設計谷野設計 at 2016年10月12日 17:23
こんにちは~♪

小中学校は神戸・宝塚でしたが

遠足で今日との町並みを歩いても

そんな説明は一切ありませんでした。

折角畿内に住んでおりますので

そんな事をちらっとでも説明して貰えば

遠足も有意義な行事でしたのにね♪
Posted by 沼津の源さん沼津の源さん at 2016年10月13日 09:15
沼津の源さん、こんにちは☆

小中学校は神戸にいらしたんですね!宝塚、憧れます(´▽`)

そう仰って頂けると、書いた甲斐があります☆有難うございます(^^)

私は小学校の時に出会った先生のおかげで、故郷の歴史や文化に興味を持ったので、いつか同じように子供たちに伝えていくのが夢です。

でも、町屋歩きをガイドしたら、時間がかかりすぎて苦情が出るかもしれません(;_:)
Posted by 谷野設計谷野設計 at 2016年10月13日 10:31
こんにちは~♪

正確に云いますと

小学校一年生の時は福岡の小学校でした。

小学校二年生から五年生までが神戸市東灘区の小学校でした。

小学校六年生から中学校は宝塚でした。

宝塚時代は映画鑑賞は宝塚大劇場でした。

途中宝塚音大生の宿舎の横を通ると

音大生が一生懸命歌の練習をしていたり

少し離れるとタップダンスの練習の音が聴こえて来たりしておりました。

しかし神戸や宝塚は特亜の人が多く

先生方にも多くいましたね

高校の古文の授業の時(午後)殆ど皆な寝ている時に先生が

 君達は折角日本文化の中心地の畿内に住んでいる絶好の条件を

 もっと大切にしなくては勿体無い

と述べられた事が未だに心の奥底に覚えております。

子供の遠足ですから難しい事は いりません

 仕事によって格子が違うんだよ 良く見てごら

だけでも興味津々で見ると想います♪

それから先は子供自体が決める事ですが

そんあチャンスを与えられるか否かは大きな差異と為りますね♪
Posted by 沼津の源さん沼津の源さん at 2016年10月13日 13:35
沼津の源さん、こんにちは☆

色んな場所に住まわれてるんですね!

古文の先生の言葉、刺さりますね。

「仕事によって格子が違うんだよ 良く見てごらん」
そのまま、使わせていただきます♪

チャンスを与えられるか否か、勉強になります☆
有難うございます(*'ω'*)
Posted by 谷野設計谷野設計 at 2016年10月14日 10:25
こんにちは~♪

僕クラスは理数系に進学するクラスでしたので

古文は重要視していない級友達は

お昼の弁当を食べ終わってお昼寝タイムでした

古文の先生もお昼寝は黙認しておられました。

でも勿体無いですね!

こんなに良い言葉を聴いたのはクラス中で二三人だけでした。

自分からチャンスを放棄しているのですからね!

古文の先生のお言葉 存分に使って下さいね♪

ありがとうございました♪
Posted by 沼津の源さん沼津の源さん at 2016年10月14日 10:59
あら 間違い

格子の件は僕の要望でした(笑)

遠慮無く使って下さいね♪
Posted by 沼津の源さん沼津の源さん at 2016年10月14日 11:04
沼津の源さん、
有難うございます☆
遠慮なく、使わせていただきます♪
Posted by 谷野設計谷野設計 at 2016年10月14日 14:01
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