2018年08月02日

和風の木の戸は再生できる☆戸の開け閉めがしづらくなったら

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。

前回は、の記事を書きました☆
特集記事もお楽しみに(*´ω`*)


6月7月は、築50年~70年のお宅の建具調整のご依頼が多くありました。
梅雨の時期は、特に木材の伸縮が起きやすく、戸が開けづらいなど気になることも多かったのかと思います。
和風の木の戸は再生できる☆戸の開け閉めがしづらくなったら

障子や、ガラス戸など、長く使っていると、開ける時にきつく感じたり、柱との隙間が気になってきたりといった不具合が出てきますね。
和風の木の戸は再生できる☆戸の開け閉めがしづらくなったら
(隙が出来てしまった木の窓)

和風の昔ながらの木の戸やドアの良いところは、戸車を交換したり、鉋で木枠部分(桟や框)を削ったりすることで、再生して使い続けられるところ。
和風の木の戸は再生できる☆戸の開け閉めがしづらくなったら
上写真が戸車。
横に開く引戸を滑らせるために、戸の底につける金具です。
レールを使わない種類のものもありますが、一般的には戸車はレールとセットで使われます。
和風の木の戸は再生できる☆戸の開け閉めがしづらくなったら
これが、戸車が乗るレール。
戸車の中央が凹んだ溝の形になっているので、そこがレールに乗ってコロコロ回転するようになっています。

戸車の方が、うまく回らなくなったり、レールを止めている釘が浮いたり、レールが歪んだり、と長く使うと戸の滑りが悪くなってくるので、交換します。

和風の木の戸は再生できる☆戸の開け閉めがしづらくなったら
職人が古い戸車を外している所。
交換だけで、気になっていた戸の開け閉めが楽になる場合も多いですよ☆


建具職人が、何度も鉋(かんな)を使って微調整をしているところは、いつも惚れ惚れします(*´ω`*)
見惚れすぎて、写真忘れました(*ノωノ)
建具職人のお仕事ぶり、やっぱりステキピカピカ

建具職人は、鉋で削りながら、手に伝わる感触なのか、木目なのか、香りなのか、
これは「台湾ヒノキやな」 「これはアメリカやな」 と。

その都度、薄く削られたものをクンクン嗅いでいたら、発見☆
同じヒノキでも、台湾ヒノキ、アメリカヒノキ(米ヒ)、カナダヒノキ(米ヒバ)、国産と、香りが微妙に異なるんです☆
(国産でも、地域によって微かな違いがあるそうです)

台湾ヒノキは、ちょっとアクのあるような香り、アメリカヒノキはスッキリした香り、というような感じ。
(あくまで私の香りイメージです('ω') 表現が上手いかは分かりませんが、確かに香りが違う!)

ヒノキの香り利きコンテストがあったら面白いなと思いました(*´ω`*)


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