2016年03月15日
大川町旧家 鴨居邸現況調査書
こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です。
お読みいただき、有難うございます。
事務所のファイルを整理していたところ、古い書類を見つけました。
「大川町旧家 鴨居邸現況調査書」というタイトルの冊子。

これは!!
平成12年に大川町教育委員会の要請で現況・保存状況の調査をした時のもの。
鴨居邸は、事務所のある大川町富田西に残る旧家で、書道家の旧宅です。
調査書の中には、調査当時の平面図の他、外部・内部の写真が多数残されています。
写真を見ていると、ぞれぞれの座敷に施された細かい造作など現在の住宅では見られない凝ったものばかりです。
気のぬくもりと職人の技術が写真を見ているだけでも伝わってくるようでした。



調査書の最終ページには、弊社社長・谷野行範のあとがきとして、
『居宅内部は一部を除き、完全なる形で残っており、床組の補強・改修により十分な居住が可能と思われます』
という記述と共に
『古い建築物の取り壊し・建て替えなどにより歴史的にその時代を語る建物が少なくなって来ております。一部の有職者により、改修又保存運動がなされておりますが、全国的な運動には至っておりません。
特に、民家に関しては個人所有の壁もあり、また国民性も関係し欧州に比べ保存に対する意識は低く感じられます』
とありました。
個人所有のまま空き家になっている旧家は他にも沢山あります。
身近に残るこのような旧家を1つでも多く残していきたいなと強く感じました。
取り壊して新しくする前に、手を加えてより良くしながら継承していく―先人たちが大切にしてきた住文化を改めて見つめ直す機会をつくり、広げていけるように頑張らねば!と思います。
************************
古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp
さぬき市谷野設計の谷野です。
お読みいただき、有難うございます。
事務所のファイルを整理していたところ、古い書類を見つけました。
「大川町旧家 鴨居邸現況調査書」というタイトルの冊子。
これは!!
平成12年に大川町教育委員会の要請で現況・保存状況の調査をした時のもの。
鴨居邸は、事務所のある大川町富田西に残る旧家で、書道家の旧宅です。
調査書の中には、調査当時の平面図の他、外部・内部の写真が多数残されています。
写真を見ていると、ぞれぞれの座敷に施された細かい造作など現在の住宅では見られない凝ったものばかりです。
気のぬくもりと職人の技術が写真を見ているだけでも伝わってくるようでした。
調査書の最終ページには、弊社社長・谷野行範のあとがきとして、
『居宅内部は一部を除き、完全なる形で残っており、床組の補強・改修により十分な居住が可能と思われます』
という記述と共に
『古い建築物の取り壊し・建て替えなどにより歴史的にその時代を語る建物が少なくなって来ております。一部の有職者により、改修又保存運動がなされておりますが、全国的な運動には至っておりません。
特に、民家に関しては個人所有の壁もあり、また国民性も関係し欧州に比べ保存に対する意識は低く感じられます』
とありました。
個人所有のまま空き家になっている旧家は他にも沢山あります。
身近に残るこのような旧家を1つでも多く残していきたいなと強く感じました。
取り壊して新しくする前に、手を加えてより良くしながら継承していく―先人たちが大切にしてきた住文化を改めて見つめ直す機会をつくり、広げていけるように頑張らねば!と思います。
************************
古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp
この記事へのコメント
こんばんは~♬
旧家を残す事は大変ですね
居住しております方が不便を感じたなら・・・
部外者は好きな事を云いますが
僕の想い込みでしょうか?
旧家を残す事は大変ですね
居住しております方が不便を感じたなら・・・
部外者は好きな事を云いますが
僕の想い込みでしょうか?
Posted by 沼津の源さん
at 2016年03月15日 19:45

沼津の源さん、こんばんは⭐️
いつも有難うございます(^^)
仰る通り、旧家の間取りや設備そのままでは、現在の生活には合わず不便です。
住み良くするには手を加える必要があって、古い旧家程住む人が変われば内部に手を加えて住み良くする改修は行われてきました。
でも近年は、改修の手間や伝統構法に対して対応出来る専門家が減ったり、誤った認識で取り壊さなくても再生可能な家が取り壊されている現状には憂いを感じます。
いつも有難うございます(^^)
仰る通り、旧家の間取りや設備そのままでは、現在の生活には合わず不便です。
住み良くするには手を加える必要があって、古い旧家程住む人が変われば内部に手を加えて住み良くする改修は行われてきました。
でも近年は、改修の手間や伝統構法に対して対応出来る専門家が減ったり、誤った認識で取り壊さなくても再生可能な家が取り壊されている現状には憂いを感じます。
Posted by 谷野設計
at 2016年03月15日 21:39
