2016年02月10日

大阪城の焔硝蔵(えんしょうぐら)内部特別公開

こんにちは☆
さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の
工事も頼める設計屋さん
谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


大阪城の内部特別公開の3つ目は、「焔硝蔵(えんしょうぐら)」です。
写真の奥に屋根がちらっと見えるのが焔硝蔵(えんしょうぐら)です。白いテントは、特別公開の為の受付になっていました。
大阪城の焔硝蔵(えんしょうぐら)内部特別公開
焔硝蔵とは、火薬庫のことです。
そもそも、焔硝(えんしょう)は硝石を精製して作った硝酸カリウムのことで、黒色火薬の原料です。
この焔硝蔵も徳川時代の際築によるものですが、江戸時代のまま残っているのは全国でもこの一棟のみだそうです。

大阪城の焔硝蔵(えんしょうぐら)内部特別公開
大阪城の焔硝蔵(えんしょうぐら)内部特別公開
屋根は本瓦葺き。
大阪城の焔硝蔵(えんしょうぐら)内部特別公開

大阪城の焔硝蔵(えんしょうぐら)内部特別公開
壁・天井・床の全てが石造りという構造も他には全く例がないものです。
大阪城の焔硝蔵(えんしょうぐら)内部特別公開
石は花崗岩の切石で、石同士の接合は漆喰で固められていました。

大阪城の焔硝蔵(えんしょうぐら)内部特別公開
扉は2重扉になっています。

焔硝蔵には全く詳しくないのですが、「埋土蔵(うずみどぞう)という半地下式が最初で、引火防止には良いものの、火薬が湿りやすく部材が腐りやすいことから、総石造りになったそうです。

内部はどこを見ても綺麗に切りそろえられた石と、接合部に塗られた漆喰が近代アートの様でした。
少し神秘的な感じにも見え、とても火薬庫とは思えませんでした。



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古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
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