2016年01月26日

家老屋敷をモデルにした松江歴史館

こんにちは☆
さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の
工事も頼める設計屋さん
谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


島根県松江城の東堀(東側の内堀)には、かつて家老屋敷が集まっていました。
その家老屋敷の場所に建った松江歴史館に行ってきました。

江戸時代後期、この東堀には家老の有沢家、朝日家、乙部家、柳多家、中老の脇坂家の屋敷がありました。
松江歴史館は、朝日家と乙部家の敷地に位置します。
建物は、乙部家の明治時代の古い写真と、朝日家の長屋などを参考に建てられました。

↓の写真は、「隅櫓(すみやぐら)」
物見櫓(ものみやぐら)の役割をしています。
家老屋敷をモデルにした松江歴史館家老屋敷をモデルにした松江歴史館家老屋敷をモデルにした松江歴史館
見晴らしの良い位置に建てられ、角部分には、見張りの為の窓があります。
↓隅櫓に繋がる長屋門。
家老屋敷をモデルにした松江歴史館


家老屋敷をモデルにした松江歴史館
↑こちらは、復元された家老朝日家の長屋。
上部は漆喰、下部は下見板張りの土壁。
中央に出入り口用の戸口があり、左右二つに区切られています。
2階部分は低い屋根裏部屋があります。


近年まで住まいとして機能していたそうで、歴史館の開館に伴い解体、修理して復元されました。
古い材料をそのまま使用しています。

面白いのは、歴史館を建設する際の発掘調査で、地上げを行っていた形跡が見つかったこと。

江戸時代初期、は堀尾家の屋敷があったのですが、今の地表面から約1.5メートル下に礎石が同間隔に並んだ状態で発見されました。
その礎石を線で結ぶと長方形の建物平面が復元できたそうです。
この辺りは、昔から地盤の弱い低湿地だったため、盛り土を行って建てた屋敷も次第に不同沈下し、その度に盛り土を繰り返していたようです。
そうした幾度かの盛り土工事により、現在の地表面の高さに達したといわれています。




************************
古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp


同じカテゴリー(その他史跡巡り)の記事画像
ご当地のレア物釘隠しがコレクションに仲間入り(´▽`*)
古代の瓦のオンパレード☆瓦の文様の歴史
探訪×観光で新たな楽しみ方発見☆周遊パスで大阪巡り
縁起が良いな(^^) 栗林公園の小普陀と日暮亭の瓢箪の話
栗林公園の掬月邸(きくげつてい)で見つけたコレな~んだ?答え合わせ☆
栗林公園の掬月邸(きくげつてい)で見つけたコレな~んだ?クイズ
同じカテゴリー(その他史跡巡り)の記事
 ご当地のレア物釘隠しがコレクションに仲間入り(´▽`*) (2018-10-08 16:18)
 古代の瓦のオンパレード☆瓦の文様の歴史 (2018-09-06 17:49)
 探訪×観光で新たな楽しみ方発見☆周遊パスで大阪巡り (2018-08-01 17:14)
 縁起が良いな(^^) 栗林公園の小普陀と日暮亭の瓢箪の話 (2018-03-30 23:59)
 栗林公園の掬月邸(きくげつてい)で見つけたコレな~んだ?答え合わせ☆ (2018-03-28 22:10)
 栗林公園の掬月邸(きくげつてい)で見つけたコレな~んだ?クイズ (2018-03-27 22:53)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
家老屋敷をモデルにした松江歴史館
    コメント(0)