2016年01月14日
お寺の庫裡の改修―三和土(たたき)
こんにちは☆
さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の
工事も頼める設計屋さん
谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
改修工事を行っている、お寺の庫裡(庫裡)の床下部分の三和土(たたき)。
コンクリートの無い時代に、地面を固める方法として使われていました。
三和土は、砂利を含んだ粘土に消石灰と苦塩(にがり)を混ぜて練り、塗って叩き固めた敲き土(たたきつち)の略で、3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」といいます。
石灰は粘土の硬化を助け、苦塩は冬季の凍結を防ぐ役割があります。土は地元の土を使用するのが一般的なため、地域によって色合いが違います。

三和土は土間だけでなく、古い建物の場合、床下の土に使われている場合も多いんです。
これは、土の中の空気の層を締め固めることによって、地盤の凹凸や沈下の防止といった効果と、防腐の効果があるからです。
三和土の断面を見ることはなかなかないので、とても貴重な体験です☆
目が詰まった土はとても固くて、先人の知恵に脱帽でした。
コンクリート施工よりずっと手間と時間がかかる上に、その土地土地で使用する土や季節により配合も異なるため、全国一律にこれが正解!というのがないことは三和土のデメリットです。
でも、コンクリートのように熱を持たないので夏は涼しく、強度も劣りません。もちろん環境にも優しい。
何よりも、その土地土地の職人の技と知恵が凝縮された施工法は、日本の大切な伝統技術。
改修では、コンクリートで固め直す部分も一部ありますが、三和土部分を残して施工していきます。
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古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp
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改修工事を行っている、お寺の庫裡(庫裡)の床下部分の三和土(たたき)。
コンクリートの無い時代に、地面を固める方法として使われていました。
三和土は、砂利を含んだ粘土に消石灰と苦塩(にがり)を混ぜて練り、塗って叩き固めた敲き土(たたきつち)の略で、3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」といいます。
石灰は粘土の硬化を助け、苦塩は冬季の凍結を防ぐ役割があります。土は地元の土を使用するのが一般的なため、地域によって色合いが違います。
三和土は土間だけでなく、古い建物の場合、床下の土に使われている場合も多いんです。
これは、土の中の空気の層を締め固めることによって、地盤の凹凸や沈下の防止といった効果と、防腐の効果があるからです。
三和土の断面を見ることはなかなかないので、とても貴重な体験です☆
目が詰まった土はとても固くて、先人の知恵に脱帽でした。
コンクリート施工よりずっと手間と時間がかかる上に、その土地土地で使用する土や季節により配合も異なるため、全国一律にこれが正解!というのがないことは三和土のデメリットです。
でも、コンクリートのように熱を持たないので夏は涼しく、強度も劣りません。もちろん環境にも優しい。
何よりも、その土地土地の職人の技と知恵が凝縮された施工法は、日本の大切な伝統技術。
改修では、コンクリートで固め直す部分も一部ありますが、三和土部分を残して施工していきます。
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