2018年09月25日

驚きのリユース

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


彼岸花があちらこちらで咲いています。
事務所の花壇にも、いつの間にか白い彼岸花が咲いていました。
彼岸花って毎年決まった時期に、いつの間にか一斉に咲いて、不思議ですね。


前回の記事では、耐震改修を行うのに最適なタイミングを書きました☆


今回は、お寺の向拝で見つけたエコの知恵をご紹介(*´ω`*)

エコは、現代では外せない重要ポイントですよね。

古くから木材に慣れ親しんだ日本建築ではリユースは割と当たり前。

木材を再利用して、別の個所で使ったり、他の建物を作る際に流用したりといったことは多く見られます。

多く見られるリユースだけど、こんなところにも!と驚いたリユース事例がこちら↓

驚きのリユース

向拝部分の斗栱
横に渡った2つの木材の間にある、枡のような形の四角い木材と十文字に組まれた木材の部分です。

枡のように見える四角い部分(斗)に、穴が空いています。
この穴は、もともと木を差し込んでいた木組みの部分の跡です。

床や小屋裏、柱などの場所で、木材同士を直角に組んでいた木材を、斗に再活用しています。
太くて長い木を枡の形に切り出して使っています。
形が変わっているので、リユースというよりはリサイクルに入るのかな?

そして、そのリユース(リサイクル)斗に載る手前に突き出している木材。肘木という部分です。
これも、別の場所で使われていた木材の再利用。

木材の端全体が彫刻になっています。
これは、門や向拝の柱の両サイドに見られる木鼻を流用したものです。
こちらは、木鼻の形をそのまま活用しているので、れっきとしたリユースですね☆


それにしても、肘木を木鼻で補うなんて、すごいアイデアです(゜o゜)

昔も今も、あっと驚く再活用法は、発想の転換が大事ですね。
またひとつ、古職人さんのお仕事に発見を頂きました(*'ω'*)


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工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
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