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Posted by あしたさぬき.JP at

2017年09月13日

神社の屋根の○○を見たら、性別が分かる?!

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


すっかり朝夕の風が秋らしくなってきましたね。
でも、日中はまだ暑い。。
天候も変わりやすい時期なので、皆さん体調崩さないようになさってください。

昨日は、増築現場の土台敷きのお邪魔した記事を書きました☆


今日は、神社に行くときに知ってると面白い豆知識をご紹介します(*‘ω‘ *)

突然ですが、間違い探し☆
下の2つの写真の屋根を見比べて見てください。






どちらも神社の屋根を写したものです。社殿の様式は同じなのですが、異なる場所があります。
どこが違うでしょうか?
(因みに、金物が有る・無しではありません)



同じ方向からの写真じゃないので、ちょっと分かりづらかったかもしれませんね(´・ω・`)

答えは、
の部分です。千木(ちぎ)と言います。





千木については、出雲大社の記事穂高神社の記事でもちょこっとご紹介していますが、ざっくり言うと、神社のシンボル的なものです。
(あまりにも、ざっくり良いすぎなので、改めて記事書きます(*ノωノ) )

分かりやすく、①と②を組み合わせて、屋根を正面から見た絵にしてみます。


絵の向かって左側が、①の千木。 向かって右が②の千木を表します。
①の千木は、地面に垂直に千木の先端が切れている(外削ぎ)に対して、②の千木は地面と平行・水平に先端が切れています(内削ぎ)。


実は、この垂直と水平の違いにも意味があります。
①のように垂直に切れている千木は男神を、②のように水平に切れている千木は女神を示します。

屋根に乗った千木を見ることで、その社殿に祀られているのが、男の神様が、女の神様かが分かるんです☆

(因みに、鰹木にも、ちょっとした法則があるのですが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。)


ただ、この垂直―男神、水平ー女神の法則が当てはまらない神社もあるんです。
その最たるものが、伊勢神宮。
伊勢神宮は、内宮・外宮共に女神なのですが、内宮が水平、外宮が垂直となっているんです。
伊勢神宮の内宮・外宮のみに許され、他の神社での模倣を禁止されている「唯一神明造」をはじめ、
伊勢神宮は、日本の神社の中でも別格で色んな規定外のある神社。
千木や鰹木の法則も独特のようです。


明日は、今日書ききれなかった千木と鰹木の起源について書きたいと思います☆
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㈲谷野設計
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Posted by 谷野設計 at 18:06Comments(2)神社の探訪記日本建築豆知識屋根