2016年08月09日
飛騨高山のさるぼぼのルーツ
こんにちは☆
さぬき市の谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
飛騨の高山の旅館に到着したら、玄関で「さるぼぼ」が出迎えてくれました。






祠の正面にぶら下がっているのが、中国から伝来した際の当初の形です。
さぬき市の谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
飛騨の高山の旅館に到着したら、玄関で「さるぼぼ」が出迎えてくれました。
高山では方言で赤ちゃんのことを「ぼぼ」と呼んでいて、「さるぼぼ」は猿の赤ちゃんを意味しています。
1500年ほど前に仏教と共に中国から伝わりました。
この地が、仏にすがるほど貧しい国であったことが、仏教にまつわるものが残りやすかったそうです。
「さるぼぼ」は、昔、赤ちゃんが産まれた際におもちゃなどを買い与えることが出来なかった為、着物や布団の切れ端をつなぎ合わせて作ったことが始まりだそうです。
さるぼぼに目や口といった顔が無いのは、継ぎ接ぎで作っていたため、顔が作れなかった昔の名残です。
その後、猿は赤い顔ということで、赤い1枚布で顔が作られるようになりました。
猿を「えん」と呼びかえ、「えんぬすび」「えんまん」「りょうえん」といった縁起物として受け継がれています。

高山国分寺の門をくぐる前には、「願掛けさるぼぼ」と、さるぼぼの供養堂があります。

さるぼぼの供養堂。
不要になった「さるぼぼ」をこちらに置いていくと供養してくれるのだそう。

祠の正面にぶら下がっているのが、中国から伝来した際の当初の形です。
空を飛ぶ、飛び猿の形です。
これを、赤ちゃんに抱かせるために、手足を縛ったものから開いたものに変えて、抱きやすくしたものが今のさるぼぼの形に繋がっています。
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古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp
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