2015年11月19日
日光東照宮の表門-日光東照宮は型破り
こんにちは☆
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谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
日光東照宮の表門。
仁王像が左右にいるので、仁王門とも呼ばれています。
表から見ると仁王像、裏から見ると狛犬が立っています。
仁王像はお寺に見られるもの、狛犬は神社に見られるもの。
その二つが表裏で安置されているのが日光東照宮の面白いところですね☆
こういった神仏混淆は、日光東照宮では多く見られる特徴です。鳥居(神社)、五重塔(お寺)もそうですね。
ただ、仁王像は一時、神仏分離により別の場所に移されていたことがありました。1896年にめでたく元の場所に戻ってこれたそうです。
門は三間一戸の八脚門。屋根の形は切妻で銅瓦葺きです。
天井は、三棟造りという、棟が三つある奈良時代に流行した、法隆寺南大門や薬師寺回廊に取り入れられている建築意匠です。
門からして、東照宮に来たなあ~と感じられる豪華な装飾。
門の外側の木鼻には獏と渦の彫刻。門の戸の部分の木鼻には像。他にも菊の花が彫刻されています。
この木鼻からも、東照宮の建築の面白さがあります。
獏や象の木鼻は「大仏様」に見られる木鼻で、渦紋や菊などの植物は「禅宗様」に見られる特徴です。
一つの門に異なる様式が混在しているんですね!
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Posted by 谷野設計 at 10:21│Comments(0)
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