2017年05月23日
すだれは1年中使える?!遮熱・断熱・インテリアにも。簾の活用法☆
こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
昨日は、簾の語源や歴史について書きました。
今回は、簾の活用法をご紹介します。

簾は1年中使える?! 簾をもっと活用しよう☆
簾と聞くと、暑くて日差しの強い日の軒先を想像しますよね。
日差しを遮りつつ、風を通してくれるので、これからの季節に重宝します。
窓の外側10センチ位の場所に掛けるのが効果的です。
簾は、夏場に使うもの、という印象が強いですが、
簾のなが~い歴史を追ってみると、簾の活用法が見えてきました☆
源氏物語の中で、簾(原文では、御簾)が雪と一緒に登場する場面があるんです☆
雪?冬??
そうなんです☆
なんと、1年を通して、簾を使っていたんですね(*'ω'*)
寒そう~と感じるかもしれませんが、これまた理に適ってるんです☆
簾は、実は、遮熱だけでなく、断熱の効果もあるんです!
なんて、優秀(*´▽`*)
なので、夏、日射の強い時間帯は下しておいて、涼しくなってきた頃には上げるようにするのが快適に過ごすコツ。
そして、冬には、暖房の効果を逃がさないように下しておくのがお勧めです。
そして、軒先だけでなく、室内の間仕切りとして使うことも出来ます。
今でも、寺社などで使われる、簾の周囲に布を縫ったものを御簾と言いますが、御簾は平安時代に寝殿内で使われていた間仕切りの一種です。
インテリアとしての要素も持っていて、御簾は室内装飾としても活用されていました。
源氏物語の中には、この御簾が沢山出てくるのですが、簾の持つ特色を最大限活用していたのがよく分かります☆
◎通風できる間仕切りとして活用する
ちょっと昔は、建具を季節に合わせて変える風習がありましたが、現在は夏障子が珍しいものになってしまいました。
和室には、1年中襖、というお家がほとんどだと思います。
そこで、襖の代わりに簾を使います。
長押に長押フックを取り付けるだけで、簡単に簾は掛けられます☆
現在の住宅と異なって、昔ながらの和風住宅には、やはり自然風を通すことはとっても大事。
湿度のこもりやすくなるこれからの時期は、特に大切です。
◎目隠し・インテリアとして活用する
学生時代に友達と1件家をシェアしていた時、
私は、編んでいる竹や葦の部分に、クリップで写真を挟んだり、フックを付けて、小物の見せる収納に活用したりしていました。
他にも、押入れの襖の代わりに簾を用いると、通風が行える上に、目隠しの効果もあります。
カラーボックスの目隠しにも、カーテンを使用するよりも、湿気がこもりにくいですよ☆
時代は違くても、現代流アレンジで、もっと簾のもつ特徴を活用できるかもしれませんね。
「時代が違うから」ではなくて、柔軟に考えることで、建物と生活の歴史から現代に活用できることは沢山あるかもしれません(*´▽`*)
最近は、洋風すだれというものも出ていて、比較的安価で購入できます。
室内・室外で幅広く活用してみてください☆
************************
古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。
昨日は、簾の語源や歴史について書きました。
今回は、簾の活用法をご紹介します。
簾は1年中使える?! 簾をもっと活用しよう☆
簾と聞くと、暑くて日差しの強い日の軒先を想像しますよね。
日差しを遮りつつ、風を通してくれるので、これからの季節に重宝します。
窓の外側10センチ位の場所に掛けるのが効果的です。
簾は、夏場に使うもの、という印象が強いですが、
簾のなが~い歴史を追ってみると、簾の活用法が見えてきました☆
源氏物語の中で、簾(原文では、御簾)が雪と一緒に登場する場面があるんです☆
雪?冬??
そうなんです☆
なんと、1年を通して、簾を使っていたんですね(*'ω'*)
寒そう~と感じるかもしれませんが、これまた理に適ってるんです☆
簾は、実は、遮熱だけでなく、断熱の効果もあるんです!
なんて、優秀(*´▽`*)
なので、夏、日射の強い時間帯は下しておいて、涼しくなってきた頃には上げるようにするのが快適に過ごすコツ。
そして、冬には、暖房の効果を逃がさないように下しておくのがお勧めです。
そして、軒先だけでなく、室内の間仕切りとして使うことも出来ます。
今でも、寺社などで使われる、簾の周囲に布を縫ったものを御簾と言いますが、御簾は平安時代に寝殿内で使われていた間仕切りの一種です。
インテリアとしての要素も持っていて、御簾は室内装飾としても活用されていました。
源氏物語の中には、この御簾が沢山出てくるのですが、簾の持つ特色を最大限活用していたのがよく分かります☆
◎通風できる間仕切りとして活用する
ちょっと昔は、建具を季節に合わせて変える風習がありましたが、現在は夏障子が珍しいものになってしまいました。
和室には、1年中襖、というお家がほとんどだと思います。
そこで、襖の代わりに簾を使います。
長押に長押フックを取り付けるだけで、簡単に簾は掛けられます☆
現在の住宅と異なって、昔ながらの和風住宅には、やはり自然風を通すことはとっても大事。
湿度のこもりやすくなるこれからの時期は、特に大切です。
◎目隠し・インテリアとして活用する
学生時代に友達と1件家をシェアしていた時、
私は、編んでいる竹や葦の部分に、クリップで写真を挟んだり、フックを付けて、小物の見せる収納に活用したりしていました。
他にも、押入れの襖の代わりに簾を用いると、通風が行える上に、目隠しの効果もあります。
カラーボックスの目隠しにも、カーテンを使用するよりも、湿気がこもりにくいですよ☆
時代は違くても、現代流アレンジで、もっと簾のもつ特徴を活用できるかもしれませんね。
「時代が違うから」ではなくて、柔軟に考えることで、建物と生活の歴史から現代に活用できることは沢山あるかもしれません(*´▽`*)
最近は、洋風すだれというものも出ていて、比較的安価で購入できます。
室内・室外で幅広く活用してみてください☆
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古民家再生と築40年以上の木造住宅改修・設計専門店
工事も頼める設計屋さん
㈲谷野設計
さぬき市大川町富田西2911-1
0879-43-6807
info@tanino-sekkei.co.jp