2015年12月08日

日光東照宮の御水舎と逆立ち狛犬

こんにちは☆
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谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)
お読みいただき、有難うございます。



日光東照宮の御水舎と逆立ち狛犬

上の写真は、御水舎(おみずや)。

お参りをする前に心身を清めるために手を洗ったり口をすすぐための建物です。

唐破風の屋根に銅瓦葺き。

水にちなんで波や竜の彫刻があります。

特に飛龍の彫刻は、東照宮内にある43箇所ある飛龍の中でも最高傑作とも言われています。

柱は全て御影石で造られていて、石の柱に金物装飾という組み合わせは、とても珍しいものです。

手水鉢は元和4年(1618)に九州鍋島藩主が初代将軍徳川家康3回忌に奉納したもので、滝尾神社付近から水を引き神庫裏の石垣から落ちる水の圧力で水が噴き上がる仕組みになっています。

社寺として境内に独立した建物という形で御水舎を造ったのは、日光東照宮が初といわれています。

清めを行う場所を独立して建て、尚且つそこに水にまつわる守り神を置いているところといい、この豪華さといい、ご祭神である家康公に対しての想いが窺い知れますね。



日光東照宮の御水舎と逆立ち狛犬

こちらは、飛び越えの獅子。

狛犬か逆立ちしているように見えます。これは、陽明門への石段を上がった左右の玉垣にいました。石段を勢いよく駆け上がり、玉垣を飛び越えて着地した瞬間のポーズに見えることから「飛び越えの獅子」と呼ばれています。

単なる装飾ではなく、石柵が倒れるのを防ぐ控柱の役目も兼ねているのだそうです。狛犬と玉垣は一体で、ひとつの石で彫り抜いてあります。備前(岡山県)産の花崗岩を、荷車の上で粗削りしながら日光まで運んだという伝承があるそうです。

東照宮は、面白い発見が沢山楽しめますね(*^-^*)
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