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Posted by あしたさぬき.JP at

2017年03月30日

床の間に取り込まれてない平書院

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


今回は、平書院をご紹介します。
書院の種類などを書いた際に、写真が取込平書院のみだったので、平書院(取込じゃない)を三木町のお寺の庫裡で撮らせていただきました(*´▽`*)



こちらが、左から、書院・床・床脇と並んだ座敷の写真。


こちらが、書院の部分。
平書院(ひらしょいん)です。
出窓にせずに、床の間と縁側の仕切りの役目と、光を取り入れるための採光の役割を持っています。
略書院(りゃくしょいん)とも呼ばれます。


床の間の手前が開口になっているものが、平書院。
床の間に開口の一部もしくは全部が取り込まれているものを「取込平書院」と言います。


書院の関連記事は、こちらでもご紹介しています。
2016/01/08
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こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。初詣は家族で牟礼の八栗さんに行きました。参拝の後は、山田屋さんで初うどん(*'ω'*)銘酒「源氏正宗」の酒造家のお屋敷であった建物は、…

2016/01/12
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2016/02/16
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こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。小泉八雲旧居で見た2つの床のご紹介☆床の間は、格式によって「真(しん)」「行(ぎょう)」「草(そう)」の3つに大別できます。書道…

2017/01/20
瓦版を読んで感想を頂きました☆頂いたメールにあった書院についてと書院造との違い
こんにちは☆さぬき市谷野設計の谷野です(^^)お読みいただき、有難うございます。谷野設計では、毎月ご縁のあった方や、県東のお寺さんなどに、日々の出来事で感じたことなどのお便りを出しています。昨年の11月から、お便りに寺社建築探訪記の瓦版も同封し始めました。瓦版は、ブログ記事で人気のあるも…

2017/01/23
書院の種類
こんにちは☆さぬき市谷野設計の谷野です(^^)お読みいただき、有難うございます。今日は風が強いですね。郵便局へ手紙を出しに行こうと出かけたら、あまりの風に危うく手紙が飛ばされるところでした( ;∀;)今日は、前回の書院と書院造の違いと書院の歴史に続き、「書院」について書きたいと思います。…

2017/02/21
日本のお座敷は美しいー善楽寺探訪4
こんにちは☆さぬき市谷野設計の谷野です(^^)お読みいただき、有難うございます今日も、さぬき市大川町の『善楽寺(ぜんらくじ)』を引き続きご紹介します。善楽寺は、真宗興正派のお寺。大川町富田の地区(昔は富田郷と呼んだ)の真宗では一番古いお寺です。ご住職のお話によると、開基は、室町時代の終…




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Posted by 谷野設計 at 15:28Comments(4)建築用語建具床の間

2017年03月28日

耐震診断・改修の補助金枠、新年度も継続―市役所で伺って来ました。

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


昨日は、すごい雨と風でしたね!

今日は、穏やかですが、肌寒い日がまだボチボチありそうなので、皆さん風邪などお気を付けください☆


町内の方から耐震診断のお申込みがあり、耐震診断の補助金申請で市役所に行ってきました。

新しいパンフレットも貰って、お話を伺って来ました。
もうすぐ、新年度ですが、新年度も引き続き、耐震診断や改修の補助金は継続されます。


昭和56年5月31日以前に建てられた建物が対象で、賃貸でも申請出来ます。



新年度、耐震診断や改修をお考えの方は、お早めにご相談ください☆




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Posted by 谷野設計 at 16:19Comments(0)日々のあれこれ

2017年03月23日

マイベストプロ香川のインタビュー取材がありました。

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


今日は、香川の専門家を掲載しているサイト「マイベストプロ香川」のインタビュー取材がありました。

2年ほど前に取材を受け、掲載していただいているのですが、現状を改めて取材をしてくださいました(´▽`)
インタビュアーの山地さんが、とても話しやすい方で、愛犬チョボもベッタリくっついて離れないほど懐いていました。

あまりにも話が盛り上がりすぎて、すっかりインタビューの様子の写真を撮り忘れてしまいました( ;∀;)

社長の写真を撮影するということで、カメラを用意してくれると、なぜかチョボがカメラの前を陣取り、お座り・・・
なんとか、写真に映ろうと頑張っていたので、最後に山地さんが、携帯で撮ってくださり、満足な様子。
チョボの行動には、恥ずかしいやらおかしいやらでしたが、楽しい取材時間でした☆
山地さん、有難うございます(*‘ω‘ *)

インタビュー記事が掲載される際には、またお知らせしますね☆


最近私の引手コレクションに加わった引手

小判型の内部に箔押しの模様が綺麗な引手。

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Posted by 谷野設計 at 17:03Comments(2)日々のあれこれ建具

2017年03月19日

樹脂窓の効果ってどれ位?実験してみました☆

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。



樹脂窓が良いと聞くけれど、どれほどの効果なのかな~と思い、比較実験してみました。

比べるのは、これまで一般的に使われているアルミ製のサッシと、樹脂製のサッシ。
それぞれのサッシの断面に、室外側に寒い冷気に見立ててドライアイスを置きます。



3分くらいすると、アルミ製の方はサッシの内側が冷たくなってきました。
樹脂製の方は、全く温度変化を感じません。


左側が、アルミ製。右側が樹脂製。
4分半でアルミの方は室内側も冷えてきました。
樹脂製は・・・何ともない!( ゚Д゚)
壁内にあたる部分も確かめてみましたが、壁内への冷気の流入も樹脂製はありませんでした。

5分後、ドライアイスを取り出して、経過を見ます。

樹脂製の方は相変わらずサッシ内部に温度変化が無いのに比べて、アルミの方はキンキンに冷えた状態。

6分半を経過した頃から、アルミサッシに付着していた霜が水滴に変わり始めました。
窓に起こる結露の状態です。

こんなに歴然とした違いが出るとは、正直思っていませんでした( ;∀;)
樹脂性も、さずがにドライアイスの温度だと、ちょっと冷たくなったりするだろうな~と思っていたので・・・


実際に試してみて、樹脂製のサッシの断熱効果を実感することが出来ました(´▽`)


なんで、これほどの違いがあるのに、日本ではアルミが一般的だったの?というと、
生活様式の変化や、工法の変化によって、木製建具からサッシに変わっていく際、サッシの開発を始めたのがファスナーを造る会社だったことが関係します。

ファスナーを造っていた会社が、加工技術と素材でサッシが創れるのではないか?ということで造ったのがアルミ製のサッシ。
それ以降、サッシといえば、アルミというのが日本の中では常識化していったんですね。


それまでの日本の住宅では、高温多湿の夏をいかに快適に過ごすかということに重点を置いていたため、通風できれば良し、だったんですが、冬には木製建具よりも気密性が高く、熱を伝えやすいサッシにより、逃げ場のなくなった湿気によって結露という問題が出てきました。
その為に、壁の内部の木材が腐ったり、カビが発生したり。
サッシに取り換えている古い家では、それよりも古い木製建具の家よりも、木材の腐朽が多かったりします。


古い家ならではの造りに及ぼす影響なども考慮しながら、断熱性の検討をしていくことが大切。

今後も気になったことは実験してみようと思います☆

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2017年03月16日

情報協力させていただいた番組放送日のお知らせ☆

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


以前、建築探訪記の出雲大社の記事を読んでくださった番組関係者の方からご連絡を頂き、情報協力をさせて頂いた事を書きましたが、
今週の土曜日に2時間スペシャルの「出雲大社特集」で放送されるようです☆

『世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ視察団』
出雲大社&トマト2時間SP
土曜 夜 18:56~


詳しい内容は分かりませんが、個人的なお勧め箇所の中から巨大しめ縄や本殿の巨木など
実際に出雲大社の修復に携わった職人さん達の技術が見られるということで、楽しみです(*´▽`*)

個人的に一番取り上げて欲しかった「ちゃん塗り」はないみたい(´Д⊂グスン

でも、楽しみ!


出雲大社探訪の関連記事↓
2015/12/14
出雲大社―4つの鳥居は素材が違う&鳥居の意味
こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。10日に訪れた出雲大社☆今回は、鳥居についてご紹介します☆出雲大社には、4つの鳥居があります。これは、4つの鳥居をくぐることで「四逢せ」→「…



2015/12/15
出雲大社-参拝したルート
こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。10日に参拝した出雲大社☆建物の紹介の前に、私が今回参拝したルートを振り返ってみたいと思います(^^)勢溜鳥居をくぐり、下り参道に入…



2015/12/16
出雲大社―再建された拝殿と他の神社と異なる注連縄(しめなわ)の張り方
こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。今回は、拝殿について。現在の拝殿は、昭和34年に竣工したもの。参拝をするための建物です。ご祈祷も拝殿内で行っていただきました。奉…



2015/12/17
出雲大社-復元された「ちゃん塗り」という塗装技法
こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。今回の出雲大社で個人的に見たかったものが、130年ぶりに復活した塗装です。上の写真は、本殿を後ろから(北から)撮ったもの。綺麗な屋…



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出雲大社-檜皮葺(ひわだぶき)屋根
こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。平成の大遷宮の修繕で有名なのは、屋根の葺き替えですね。檜皮葺(ひわだふき)は、瓦屋根が出現する以前からあった古代の屋根仕様です。古…



2015/12/21
出雲大社 本殿の大社造り
こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。出雲大社の現存の本殿は、1744年の造営で高さ24メートルの巨大木造建築です。大社造り(たいしゃづくり)という神明造りと並ぶ最古の建築様式…



2015/12/28
出雲大社 本殿の向きと鎮座の向きの違いと御神体のなぞ
こんにちは☆さぬき市の「古民家再生と築40年以上の木造専門」の工事も頼める設計屋さん谷野設計の学芸員・谷野友香です(^^)お読みいただき、有難うございます。今回は、出雲大社本殿と鎮座とで食い違う向きについて☆(画像は、出雲大社hpより拝借した平面図)普通は入り口に向かう形で正面に鎮座さ…



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古建築は樋が無くて雨落ちがある。-歌舞伎との繋がり?!
こんにちは☆谷野設計の谷野です(^^)お読みいただき、有難うございます。先日からお腹がずっとキュルキュルです(+_+)ご飯を食べたら悪化するので、おかゆ生活をしています。お腹が冷えたのかしらん・・・(;_:)この時期は、天候も変わりやすく、体調も崩しやすいので、皆さんもご注意くださいね。…




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Posted by 谷野設計 at 15:27Comments(0)神社の探訪記お知らせ

2017年03月15日

福を呼ぶ8の字うどん?!探訪は嬉しいことだらけ☆郷屋敷で贅沢ランチ☆

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


昨日は、我が町大川町の誇る「富田茶臼山古墳」について書きました☆
書いてみて、大川町のことをこれまで書いていなかったなと気づきました(;´∀`)
これからは、大川町のことも発信していきたいです☆


先日、父の誕生日祝いということで、贅沢ランチをしよう!という話になりました。
全員一致で「郷屋敷」へ☆

郷屋敷が好きすぎて、車の中でもニヤニヤが止まらない(*´▽`*)


到着!
何度見ても素敵な門☆

最近は、団体さんが多い郷屋敷。
この日も駐車場にはバスが何台か止まっていました。


初めに通されたのは、門の見える位置のテーブル。
(*´▽`*)わーい!前と違う部屋☆
全部の部屋をいつか制覇したいと思っているので、とっても嬉しい♪
座って少しすると、女将さんが「庭の良く見える席が空いたので、そちらにどうぞ。眺めが良いので」と!

なんと、良い日(*´▽`*)
女将さん、有難うございます!

先ほどの席でも、十分楽しめるのに、これまた初めての部屋に通していただけるなんて!

中庭の見える素敵なお部屋☆

コの字に中庭を囲って縁があり、縁の突き当りには屋根の掛かった外廊下がありました。


広縁部分は、庭側にサッシを設けて廊下として使われています。

奥に見える襖障子も年代物の様で気になる・・・


季節の食材を楽しめるお料理。
素敵な空間の中で素敵なお庭を眺めながら頂く季節の食材を使ったお料理。
あ~~~幸せ☆

最後に鎌上げうどんを頼みました。

すると・・・

うどんミラクル!
8の字結びになっている(´▽`*)♪


最近、つくづく思うのですが、探訪してたら福が来る!
楽しい、嬉しいことが沢山あるんです☆

ルンルン、ランランでお店を出た後に、以前気づかなかった鬼瓦を見つけました☆


巾着
瓦の巾着は、「お金が貯まりますように」というおまじないです。
昔は巾着をお財布として使っていたことから、巾着=お金を貯めるもの なんですね☆
(因みに、郷屋敷の鬼瓦には、他に打ち出の小槌、宝珠があります。)

新たな発見も出来て、益々ルンルン♪
良い休日を過ごせました(*´▽`*)

郷屋敷の他の記事はこちらです↓
2016/06/08
さぬき郷屋敷(牟礼町)の釘隠し
こんにちは☆谷野設計の谷野です(^^)お読みいただき、有難うございます。先日、牟礼町に打ち合わせに行った帰りに、郷屋敷(ごうやしき)に行ってきました☆郷屋敷は、国指定登録有形文化財。現在は、建物を利用してさぬきの郷土料理を楽しめる場所となっています。看板に郷屋敷の由来が書いてあり…



2016/06/09
郷屋敷の石灯籠―石灯籠の種類と発展、寺社との関係
こんにちは☆谷野設計の谷野です(^^)お読みいただき、有難うございます。今日は、牟礼町の郷屋敷の庭の石灯籠(いしどうろう)のご紹介。石灯籠とは、石でつくられた灯火用具。現在でいうところの照明器具です。もとは、社寺に献灯されたもので、その後、茶室の露地→書院の庭と広がり大きさや種類も増…



2016/06/24
古建築は樋が無くて雨落ちがある。-歌舞伎との繋がり?!
こんにちは☆谷野設計の谷野です(^^)お読みいただき、有難うございます。先日からお腹がずっとキュルキュルです(+_+)ご飯を食べたら悪化するので、おかゆ生活をしています。お腹が冷えたのかしらん・・・(;_:)この時期は、天候も変わりやすく、体調も崩しやすいので、皆さんもご注意くださいね。…




2016/06/13
蔵のなまこ壁―四半張り(たすき掛け)
こんにちは☆谷野設計の谷野です(^^)お読みいただき、有難うございます。なまこ壁とは、外壁の腰廻りなどに平瓦を張り付け、目地を漆喰でかまぼこ形に盛り上げて納める仕上げ方法のこと。その形が、なまこに似ていることから名付けられました。土壁の雨掛かりの部分の保護と耐久性を上げるためのものですが…




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Posted by 谷野設計 at 12:01Comments(0)日々のあれこれ古民家探訪

2017年03月14日

探訪の原点『ふるさと探検倶楽部』と富田茶臼山古墳

こんにちは☆
さぬき市谷野設計の谷野です(^^)
お読みいただき、有難うございます。


久しぶりの更新になってしまいました(;´∀`)
沢山書きたいことがあって、何から書こうかとあれこれ考えているうちに、書かずじまいでため込んでしまった
直ぐに文章化できる技術を身に付けたいと思う今日この頃です。


今日ご紹介するのは、私の地元、大川町の誇る「富田茶臼山古墳(とみだちゃうすやまこふん)」☆国の史跡に指定されています。


寺社建築じゃないよ、と突っ込みを受けそうですが、私の探訪史にとってはとっても大きな存在です。

小学生の時に、クラブ活動という名の自由学習が始まった時に、『ふるさと探検倶楽部」というクラブを郷土愛の強い先生が作りました。
自転車で校外に出て、故郷の自然や歴史などに触れるという倶楽部。
5・6人ほどの小さな倶楽部でしたが、その倶楽部活動がとても楽しくて、大川が大好きになりました。

史跡や建物、土地の歴史に興味を持つようになったきっかけでもあります。


大川には、沢山の古墳が残されているのですが、その中でも最大級の大きさの富田茶臼山古墳。
実は、四国最大級の前方後円墳です。

誰のお墓かは分かっていないのですが、謎が多いとよりワクワクします(^^)


今回、茶臼山古墳に来た目的は、測量の為。
茶臼山古墳の東屋の移築のお仕事です。


茶臼山古墳は、移築する場所の測量を行っていたら、ご近所の方が造ったらしい手作りの案内板が☆


展望台!!早速行ってみよう♪

田んぼのあぜ道ではないですかっ☆ホッコリします。この場所を展望台として開放してくれているなんて、茶臼山古墳への愛を感じます☆

展望台にも、手書きの看板が(*‘ω‘ *)

溢れんばかりの古墳愛☆

そこから撮った写真↓

全体が見渡せる☆ 
(∩´∀`)∩ワーイ!! 展望台を造ってくださった方、有難うございます(*´▽`*)

因みに、この展望台の部分、きっと古墳の堀の堤上だと思うんです。
四国に残された古墳では珍しいんですが、本州の大きい古墳は堀で全体を囲ってあるものが多く、その堀持ち古墳は決まってかなりの権力者!

茶臼山古墳は、当時の四国の古墳に比べたら、かなり本州の古墳の要素を取り入れた画期的な古墳の特徴を持っています。
しかも、仁徳天皇が埋葬されているとされる大仙陵古墳(仁徳天皇陵)と同じ時期に作られていて、古墳の造りも似ているんです。
その為、埋葬されていた方は、大和王権とも交流が深かった四国を束ねていた権力者である可能性があるんです☆
四国の都がココにあった(´▽`)!


長尾街道側から登る階段もあるのですが、今回はせっかくなので、案内板に沿って登ってみました。


裏から登ると分かりやすいのですが、三段になっていて、角の部分には石積みがあります。

戦国時代には、この古墳の上に城があったようで、その時の石垣の跡と言われています。


もうすぐ古墳の頂上。


頂上に昇ると、木の鳥居があります。

円形の方には祠も。


古墳の四角い方の部分。一部削れていることろがあるので、綺麗な方形ではないですが、それもこの土地の人のとっても身近な場所に存在していることの表れですね。


前方の部分から下を見ると、三段になっている部分が良く分かります。

そして、古墳上から見る景色がこちら↓

眺めが良い♪
今でもこんなに長めの良い場所。
当時はどれほどのものだったんでしょう(゜o゜)

この場所から眺めると、他にも様々なことが見えてきます。
本州との貿易に使われた陸路や、富田の都の位置、海路での貿易のルートなど。

久しぶりに、茶臼山古墳に登って、探訪の楽しみと原点回帰が出来た気がします(´▽`)♪



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Posted by 谷野設計 at 16:48Comments(2)その他史跡巡り