2016年07月21日

渡邊邸の敷地内神社の瓦紋様調査

お読み頂き、有難うございます。

先日訪れた渡邊邸
敷地内にある神社の写真を見返してみたら、色々と興味深いので、再度訪問して拝見させて頂きました⭐️

先日訪れた時よりも、じっくり拝見すると、益々興味深い✨
今日は、神社の屋根に使われている瓦の紋様を幾つかピックアップしてご紹介します。

渡邊邸の敷地内神社の瓦紋様調査
上の写真は、前殿の大棟の鬼瓦。
紋様は、「五三桐(ごさんきり)」

桐は、高貴さのシンボルで、皇室の権威として功労者に下賜される例が多くありました。
桐をモチーフにした紋は沢山あり、豊臣秀吉の用いた「太閤桐(たいこうきり)」もその一種です。

武士で五三桐を用いたことで有名なのは、尾張の織田氏、美濃の齋藤氏などです。
寺紋として使用しているのは、高野山金剛峰寺(こんごうぶじ)。


渡邊邸の敷地内神社の瓦紋様調査
こちらは、相の間の巴瓦。
亀甲に花角(はなかく)の紋様です。
亀甲は、亀の甲羅に似ていることから名付けられました。吉兆の意味合いがあります。
家紋と組み合わせて使われることがほとんどで、亀甲に花角の家紋を使用していた武士には
直江氏、東氏があります。

しかし、この亀甲の紋は、細い線が外側にあるのが、通常の亀甲紋と異なる部分です。


渡邊邸の敷地内神社の瓦紋様調査
上の写真の右2つの巴瓦は、「左三つ巴」紋。
三つ巴紋と逆に渦を巻く紋様です。
京都北山の西園寺(さいおんじ)の家紋として有名で、公家が牛車につけた印が家紋に発展したことでも知られています。

屋根の上には、三つ巴紋が沢山使用されていますが、巴紋の周りに丸い突起が連なった連珠紋も様々でした。
次回は、巴紋のいくつかをご紹介します。


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この記事へのコメント
私も瓦の紋様が何故か気になっていました
「違い鷹の羽紋」もあった様に記憶しています

横の屋根付きの小さなお社・祠⁉︎(とでも言うのでしょうか)は、地鎮さんだったのですね

引き続き記事を楽しみにしています
Posted by アクアマリンアクアマリン at 2016年07月22日 01:29
アクアマリンさん、こんにちは☆

いつもお読みいただき、有難うございます(*'ω'*)

アクアマリンさん、さすがです~!!
「違い鷹の羽」もありました☆
載せるのを忘れてました( ;∀;)

巴紋と合わせて載せますね♪
Posted by 谷野設計谷野設計 at 2016年07月22日 16:52
アクアマリンさん、こんにちは☆

いつもお読みいただき、有難うございます(*'ω'*)

アクアマリンさん、さすがです~!!
「違い鷹の羽」もありました☆
載せるのを忘れてました( ;∀;)

巴紋と合わせて載せますね♪
Posted by 谷野設計谷野設計 at 2016年07月22日 16:52
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渡邊邸の敷地内神社の瓦紋様調査
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